システム32理論、工法、金物、素材などを以って大量生産による家具製作の効率化は
ご訪問頂きました私共の様な小規模事業者に取りましては、家具製作を行う際に効率化以上の
メリットを与えてくれます。
- ノックダウン方式での納品を例に取りますと作業スペース、保管スペースの確保が容易となります
敷地の占有率から見た時、完成品とパネルの状態の物とを比較すればその差は明らかですね。 - 国内産金物メーカーに比べ高品質な物が入手し易い事です、デザインも豊富です。
(これはJIS規格とDIN規格の差と言った方が良いでしょう)
例としてヒンジ座金はシステム32に従い加工してあればメーカーを気にせず使用できる事。
ハンドル、取って等の取り付けネジは32㎜ピッチで加工されています、これにより急なデザイン
、仕様の変更にも速やかに対応可能です。 - 複雑な理論では無いので習得が容易です、これは製作時における人為的なミスを防げます。
全てにおいてメリットが有ればデメリットもあります当然の事ながら
システム32にもデメリットはございます。
それは製作側として感じる事あり、使用者の方々にはございません。
『デメリットと思われる事を挙げますと』
- システム32を知る者が少ない(日本国内)
- 熟練の技能は殆ど必要無い為に当初はケアレスミスが予想される
(有能な技術者程上手く早く従来工法と融和させる事が出来る) - 枠組みフラッシュ工法比べ重い場合がある。
- 加工機械、切断機械は正しく調整され状態を保つ事が必須。
- MFCの保管が重要(空調が有れば問題無い)、湿気の影響を受けやすい。
結論としてデメリットよりもメリットの大きさが優位に立ちます
従来工法との併用でシステム32にチャレンジされるのが良いかと思います。
それには設計力がすこし必要です。
組み方(接合方式)が異なりますので、従来工法での考え方をシステム32にそのまま使う事は
fool proofとは成りませんのでお勧め致しません。
事業所により他にもメリット、デメリットは考えられますので以上は
※等事業所※を念頭に書き出しています。